医院による勉強会を終えて「やぱネト」その３――AIH人工授精が無意味に近かった話＜妊活レポ＞

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つづき

体外受精に関しては事前購入していたテキストと講習会があることを知っていたし、そもそも体外受精をすることに決まったのが最近だったため予備知識をほとんど持たないまま先生のお話を聞いたので色々なことに驚きました。

そして、先生は全てのことを知識だけで話すのではなく、自身で治療したり行ってきたこと全ての数値をまとめ、分析し研究して確率を導き出した上で説明してくださったので、かなり腑に落ちました。

妊活されている方は一度は調べたことがあるんじゃないかな。

「妊娠超初期のおりものの色と量とにおい」

こういう場合もある、こういう場合もある、こういう場合もある……で、結局なんなの？全部のパターンで妊娠があり得るってこと？と思いませんでしたか。

おりものの話しはしませんでしたが、きっとあの先生ならこのおりものの情報も、この色でこの量だった場合は１８％とか、そういう説明の仕方をなさるんじゃないかと思ったんです。

むしろそういう説明だったら腑に落ちますよね。

まぁ、実際は「十人十色だからそんなこと気にしなくていい」って言いそうですが　苦笑

さて、まず体外受精の話をする前に、今の先生に言われた「人工授精をしていたようだが、あなた達はしても意味がないよ」という衝撃の言葉について触れたいと思います。

（！）これは、あくまでも私たち夫婦の場合です。効果が期待できる方も当然いらっしゃいます。

人工授精は以前通っていた産婦人科で３、４回していて、毎回朝採取した精液を専用ケースに入れて指定の時間以内に医院に持ち込み、洗浄濃縮して私の中へと入れてもらっていました。

そしてあの痛い筋肉注射も打ってました。。。

なぜ人工授精に踏み切ったかと言うと、タイミングをみてもらっていましたが１年経ってもできず、年金で子どもを大学に通わせることになるのは辛いなぁとふと考え、早めに動こうと夫婦で考えたからです。

そうして、先生に一年経ってもできなかったこと、確率の上がる次の段階があればそちらを試したいということを伝えたところ、じゃあAIHにしよう、となったわけです。

また、当院ではAIH以上のことはできないから、体外受精を考えるんだったらA医院を紹介することになるからね、と言われました。

そうして３、４回試みましたができず、そのタイミングで友人から

「AIHなんて何の意味もなかったよ。マジお金と時間のムダ。体外受精しちゃった方がいいよ」なんてサラリと言われる始末。

彼女は５年も不妊に悩み、最近やっと出産した言わばその道の先輩です。

意味がないかどうかは別にして、A医院で話を聞いてみてもいいのかもしれないと思い夫婦で話し合いの末、体外受精を前提に紹介状をもらい、通院を開始したのです。

そして通院３回目にして言われた「人工授精をしていたようだが、あなた達はしても意味がないよ」という言葉。

反射的に「あら」なんて言っちゃいましたが、かーなーり衝撃的でした。

しかし、理屈を知れば簡単なことでした。

夫は普通に性交できますし、精子に異常もありません。
私は頚管粘液に異常はありませんし、抗精子抗体も持っていません。

だから「AIHは意味がない」と言われたんです。

そう、逆に言えば、先に述べた４つが何らかの形でおかしいな、という場合に、AIHは有効な手段だと言えるということです。

性交後検査で、頚管粘液の中にたくさんピルピル元気に動いている精子を見せてもらいました。

人工授精とは、子宮の中に精子を人工的に入れることを言います。

それってほとんど性交と変わりません。

まして検査結果が良かったので、先生は「誰彼かまわずAIHを行っても、意味がないんだよ」という意味でそう言ったんですね。

確率が数％でも上がっていたのならAIHに意味がなかったとまでは言い切れませんが、子どもを早期に望む私たちにとって、確かに確率の上がる良い方法ではなかったのかなと思います。

それこそ病院でご夫婦揃って検査をしていただかないとわからないことですので、前述以上の詳細は差し控えますが、例えばEDや、タイミング法で男性にプレッシャーがかかり上手くいかない場合にも、本人たちが希望すればAIHを選択できるとのことでした。

ひと月逃したら次は来月。
時間もお金もかかることですので、AIHにしろ体外受精にしろ、先にしっかりと検査をしてもらうことが大切なんですね。

→　次　→　その４　一口に体外受精って言っても色々あった（今書いてますすみません）

SUZUMEMO